1人前の社会人になるために~グループホームの苦手な利用者さんと仲良くなる方法 Vol.1~

こんにちは、くらげです。

今回は前回お話しした苦手な利用者さんと、私が普段どのように接しているかについてお話していきます。

前回嫌な部分ばかり触れてしまったので、今回は彼女のかわいい部分についても後半は触れていきます。

1・リビングにて~苦手な人がずっといる状況~

私たちグループホームの利用者はリビングで夕食や、朝食をとります。

一人になりたいときは自室で食事することも可能ですが、私は食事をこぼしてしまいそうで怖くて自室ではあまり食事したくありません。

食べてもお菓子くらいにしておきたいと思っているので、毎回リビングで食事をとるのですが、そこで問題が発生します。

そう、なんとリビングには全員が集まりやすい。

というわけで苦手な人との唯一の接点とも言える場所、それがリビングです。

魔境なので、その苦手な人がずっと喋っています。

苦手な人の声が苦手な私、リビングから何としてでも退却したい。しかしご飯はまだ作り途中……とりあえず出来たら呼んでくださいと言って、部屋に退却します。

ドアを叩かれることに実は苦手意識がある私、いつ呼ばれるか戦々恐々しつつ大体の時間は読書やらゲームやらをします。

しばらくするとドアを叩く音、ご飯ができました〜とのこと。

そこで意気揚々とリビングへ向かうと、苦手な人がしゃべり倒している。

しかもあまり話の内容的に聞きたくないものばかり。なんでそんな話してんだよとかいらつきつつご飯をかきこみます。早食いなので食べるのがめちゃくちゃ早いです。

まだまだ止まらない苦手な人の話を背後に感じつついっそいで自室に退避し、そこからは一歩も自室を出ない。というような生活を送っています。

グループホームの職員さんたちで私のこの状況を何とかしようという動きがあって、沢山いろいろ配慮してくれています。

利用者さんの中で特に親しい子の部屋へ退避してもいいと言ってもらえたり、新しいリラックスできる部屋を解放しようか検討中だったり……

環境を整えるだけで大変だろうに、色々試行錯誤してもらっていて非常にありがたいです。

出来るだけ苦手な人との接触を避けようという動きがあって、私自身もこの人とこれ以上いたくない!みたいな気持ちなので、適切な距離を測り中です。

2・雑談なら別に苦痛ではないかもしれない

昨日の話ですが、「お腹が空いた……」と私がぽつりと言ったら苦手な人が「メロン食べる?」と言ってくれてめちゃくちゃ嬉しかったので喜びを全身で表現したらにっこにこでめちゃくちゃ大量のメロンをくれて、「おいしい?」とか聞いてくれたので「おいし~~~い!!!」とこれまた誇張しすぎなほど陽気に返しました。すると「メロンって野菜って知ってた?」と話しかけてくれます。知らなかったので「野菜だったら健康になっちゃうじゃん!!!」と大声でまくしたてる私、それを見てまたにこにこしてくれるという感じで、昨日は結構話していて楽しかったです。

ちなみにそのあと職員さんにメロンには糖分が含まれていてね……という話を吹き込まれそうになったので全力で拒否しました。聞きたくなかったぜ……

こんな感じで私がいくらハイテンションで様子がおかしくても全然嫌な顔をしないというか優しく接してくれるので、別に私この人憎んでるとかではないな、と思いました。

憎んでるまでいくってことは結構感情的にもエネルギーが必要で、多分好きでも嫌いでもない、場合によっては苦手というのが正しい彼女への認識なのかな、と思いました。

昔、好きな音楽について盛り上がったことがあって、好感を持った覚えもあるし、多分今苦手な気持ちが勝っているだけで、いい部分が見えたら好きにもなれるな、と思います。

バウムクーヘンや、そうめんなどをくれたこともあるし、すごく食べ物を分けてくれる。多分私みたいに食い意地張ってるわけではないから、人に与えるのが好きな子なんだと思います。世話焼きな部分も含めて、いい子だな〜って感じです。

人の痛みにもちゃんと寄り添える子というか、例えばグループホームの利用者さんとか誰かが何か悩んでたとして、相談したら多分親身に聞いてくれるんだろうなって思います。

常識的な部分がちょっと欠けてる部分も見受けられるけれど、なんか彼女も抱えているんだろうなと考えています。

結論、くらげは食べ物与えるとなつきやすい、です!(それで本当にいいのか?)

3・おわりに~苦手が好きになるまで~

書いていて気付いたのですが、彼女との楽しかった思い出も少なからず存在するな〜ということに驚きました。

いろいろ気にかけてくれているのに、特に理由もなく苦手とか言っている私の方に問題がある気がする……

声が苦手とかもう本人どうしようもないやん、特に声に特徴があるわけでもない普通の女性の声なのになんか苦手とか言っているのかわいそうすぎる、ごめんね……

彼女はくしゃみがすごくかわいいのですが、なんだそのくしゃみ、と毎回むむっとなってしまうのも直したい。かわいいからいいじゃん。くらげの大砲みたいなくしゃみよりはマシだと思います。

多分同じようなくしゃみで性格の悪い友人が過去にいたせいでその人の幻を重ねてしまうような節が若干あります。

でもこの子とその子は全然似ていないので、この子のことをちゃんと見てあげたいなって思いますね。

私が鬱の時気にかけてくれたりなんだか色々してくれているので、凄く優しいのですが、私が人間不信なせいでいい人ぶるなよとか、彼女の優しさは本物だけれど、私の優しさは偽物なのでは?とか悶々と考えたりして苦手意識があります。

ですが、これから一緒に1年くらい過ごしたらそういう何もかもが解決してこの子ってこういうところがあって、そこがめちゃくちゃかわいくて〜とかいうグループホームのろけ芸が始まりそうです。

前からいる子達に対してそうなので、多分全肯定しだす人にそのうちなる気がします。

というわけで、グループホームで楽しくやっているよという話でした。

今、私が話しているグループホームはカチカの社長が経営しており、カチカと情報を共有して精一杯サポートをしてくれます。

勿論、カチカ以外で働いている方もグループホームにはいらっしゃいます。

というか、私以外は結構別のところで働いている場合が多いです。

満床の場合は受け入れることができない場合もありますが、相談は受け付けていますので、ご興味がありましたら、ご連絡ください!